フリーランスエンジニアの案件獲得は、エージェントの利用が近道です。登録から参画までは早い会社で1日、平均で2〜3週間で決まり、契約や請求の事務も任せられます。収入が多い人は知人の紹介や前職とのつながりからも案件を取っていて、エージェントだけに頼る人は契約が切れたときに次が見つかりにくくなります。
8つの探し方を手数料・決まるまでの日数・地方からの使いやすさで比べ、独立前から2年目までに案件を取る順番と、地方に住んだままフルリモートの案件を取る手順を解説します。
読み終わるころには、最初の案件と次の案件をどこから探すかが決まっているはずです。
- 最初の案件はROSCA freelanceやPE-BANKのようなエージェントで決め、次の案件は在籍中のつながりから作るのが途切れない順番
- エージェントのマージン率は多くが非公開で、公開しているのは定額15万円のROSCA freelanceと10〜15%のPE-BANKの2社
- 地方に住んだままフルリモートの案件を取るときは、出社をどこまで許容するかを先に決め、面談から契約までオンラインで完結する会社を選ぶ
【結論】フリーランスエンジニアの案件獲得はエージェントの利用が近道
フリーランスエンジニアの案件は、エージェントに登録すれば経験3年以上なら2〜3週間で決まるのが相場です。登録から参画までの日数を公開している会社を見ると、Midworksとフリコンが最短1日、レバテックフリーランスが早ければ1週間程度、ランサーズテックエージェントが平均10〜15営業日です。契約書の作成や請求もエージェントが代行するので、独立した直後に事務で手が止まることもありません。
ただし、エージェントだけに頼ると契約が切れたときに次が見つかりにくくなります。フリーランス協会の調査では、仕事の見つけ方は人脈が68.3%、過去・現在の取引先が58.3%で、エージェントは26.6%でした。
| 仕事の見つけ方 | 全職種(複数回答) | 最も収入が得られる仕事の見つけ方(単一回答) |
|---|---|---|
| 人脈(知人の紹介を含む) | 68.3% | 32.3% |
| 過去・現在の取引先 | 58.3% | 29.3% |
| 自分の広告宣伝活動(Web・SNSなど) | 32.9% | 6.9% |
| エージェントサービスの利用 | 26.6% | 14.9% |
| クラウドソーシング | 21.2% | 5.8% |
| 求人広告 | 19.2% | 7.8% |
ITエンジニアに絞った調査でも傾向は同じです。キッカケクリエイションがフリーランス歴5年以上のITエンジニア110人に聞いた調査では、知人・友人からの紹介が41.8%、企業との直接契約と過去の取引先からのリピートが各37.3%、エージェント経由が34.5%でした。最初の案件はエージェントで決め、次の案件は在籍中のつながりから作ると、契約が切れても収入が途切れません。会社員のうちにエージェントの面談を受け、前職の取引先や元同僚にも独立を伝えておくのが、途切れない人の共通の順番です。
フリーランスエンジニアの案件獲得方法8選
フリーランスエンジニアが案件を取る方法は8つあり、手数料・決まるまでの日数・地方からの使いやすさが違います。比べたうえで、最初に使うものと2つ目に足すものを決めると良いでしょう。
| 探し方 | 手数料 | 決まるまでの目安 | 地方・在宅との相性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ①フリーランスエージェント | 非公開が多い(公開は定額15万円・10〜15%の2社) | 最短1日〜2〜3週間 | フルリモート案件を絞れる会社なら相性が良い | 独立直後・事務を任せたい人 |
| ②案件検索サイト | なし(契約は掲載元のエージェント) | 掲載元の面談しだい | 全員フルリモートの案件だけを横断して探せる | 登録前に相場と件数を見たい人 |
| ③前職・元同僚からの直請け | なし | 声をかけてから数週間〜数か月 | 相手が在宅を認めれば場所を問わない | 実務3年以上・前職に取引先がある人 |
| ④知人・取引先の紹介 | なし | 紹介しだい | 人脈の多い地域に偏る | 営業の手間をかけたくない人 |
| ⑤クラウドソーシング | 報酬の16.5〜20% | 応募後数日〜 | 場所を問わない | 実務未経験・実績を作りたい人 |
| ⑥技術記事・SNSでの発信 | なし | 半年〜数年 | 場所を問わない | 得意分野が1つ決まっている人 |
| ⑦勉強会・コミュニティ | なし | 不定 | 地元企業との接点になる | 地元で直請けを増やしたい人 |
| ⑧副業・業務委託からの移行 | 契約先による | 副業の契約期間しだい | 週1〜2日の在宅案件がある | 独立前に見込みを立てたい会社員 |
①フリーランスエージェント
フリーランスエージェントは、独立した年の最初の案件を決める入口になる探し方です。案件の紹介から企業との面談の日程調整、契約書と請求書の作成までを代行し、登録から参画まで早い会社で1日、平均で2〜3週間で決まります。
マージン率は多くの会社が公開しておらず、率を公開しているのはROSCA freelance(定額15万円・税別)とPE-BANK(10〜15%)の2社です(※2026年11月時点)。手数料の額は面談で確かめるものです。
独立直後に使う価値があるのは、契約・請求・入金の管理を任せて開発に集中できる点です。まずは2〜4社に登録し、紹介される案件の数と単価を比べるところから始めるのが良いでしょう。
②案件検索サイト
案件検索サイトは、複数のエージェントの案件を1画面で横断して比べられる探し方です。エンジニアスタイルとフリーランスボードが代表で、どちらも掲載元のエージェントをまたいで検索できます。
エンジニアスタイルでは全員フルリモートの案件が40,275件あり、単価の下限が60万円以上の案件に絞ることもできます(※2026年11月時点)。登録する前に、自分の言語や稼働日数でどれだけ案件があるかを確かめられます。
案件検索サイト自体はエージェントではなく、面談と契約の相手は案件を載せた掲載元のエージェントです。気になる案件の掲載元を確かめてから、掲載元に登録する順番で使います。
③前職・元同僚からの直請け
前職や元同僚からの直請けは、最も収入につながりやすい探し方です。フリーランス白書2026では、最も収入が得られる仕事の見つけ方として過去・現在の取引先が29.3%で、エージェントの14.9%の2倍近くあります。
直請けは手数料がかからず、単価の交渉も自分でできます。一方で、契約書の取り交わしと請求、入金の確認は自分で持つことになります。
声をかけるときは、何ができるかを1つに絞って伝えるのが通る条件です。何でもできますと言う人には仕事が回りにくく、在庫管理システムの保守なら任せてほしい、のように言える人に声がかかります。独立を決めたら、会社を辞める前に前職の取引先と元同僚へ伝えておくと良いでしょう。
④知人・取引先の紹介
知人や取引先からの紹介は、営業の手間をかけずに信頼関係から始められる探し方です。キッカケクリエイションの調査では、紹介で案件を取る人が41.8%と最も多く、紹介のメリットとして信頼関係が築きやすい点と営業の手間が少ない点が各37.0%で並びました。
紹介は人脈の多い地域に偏りやすく、地方に住んでいると声がかかる機会が減ります。待つのではなく、独立したことと得意な領域を周囲に伝えておくと紹介が生まれやすくなるでしょう。
紹介で受けた案件は、途中で他社の紹介に乗り換えると紹介者の信用に響くので、契約期間は守るのが前提です。次の案件を探すときは、契約の終わりが見えた時点で紹介者に相談するのが良いでしょう。
⑤クラウドソーシング
クラウドソーシングは、実務経験がなくても受けられる探し方です。クラウドワークスのシステム開発の案件は7,899件、ランサーズのAI・システム開発・運用は102,986件が掲載されています(※2026年11月時点)。
手数料は報酬の16.5〜20%です。ランサーズは契約金額の16.5%、クラウドワークスは10万円以下の部分が20%、10万円超20万円以下の部分が10%、20万円を超える部分が5%です。単価が低い案件ほど手数料の割合が重くなります。
単価は月額制のエージェント案件より低く、長く続ける探し方ではありません。実績を2〜3件作ってスキルシートに書き、エージェントか直請けへ移るための入口として使います。
⑥技術記事・SNSでの発信
技術記事やSNSでの発信は、営業ではなく検索されて見つかる入口を作る探し方です。キッカケクリエイションの調査では、SNS経由で案件を取る人が17.3%いました。
ZennやQiitaに書いた記事は、エージェントの面談でも効きます。スキルシートに記事のURLを載せると、担当者が経験の深さを確かめられるので、紹介される案件の層が上がるはずです。
発信から案件につながるまでは半年から数年が目安です。得意分野を1つに絞って、同じ分野の記事だけを書き続けるのが読まれる条件です。ほかの探し方と並行して、長い目で育てるものです。
⑦勉強会・コミュニティ
勉強会やコミュニティは、地元の企業や同業者と顔を合わせる接点になる探し方です。キッカケクリエイションの調査では、技術コミュニティや勉強会で案件を取る人は9.1%と多くありません。
数は少なくても、地方に住んでいる人には価値があります。首都圏の案件をフルリモートで受けながら、地元の企業からの直請けを1つ持っておくと、収入の柱が分かれます。
勉強会で名刺を配るだけでは案件になりません。自分が得意な領域で登壇するか、小さな開発を引き受けて実績にすると、紹介につながります。
⑧副業・業務委託からの移行
副業や業務委託からの移行は、会社員のうちに案件の見込みを立ててから独立できる探し方です。FLEXYでは週1日から稼働日数で絞れる案件が37件、ITプロパートナーズでは週2日の案件が461件、週3日の案件が1,023件あります(※2026年11月時点)。
副業で受けた案件は、独立後に稼働日数を増やして同じ契約先で続けられることがあります。会社の就業規則で副業が認められているかを先に確かめます。
副業の段階でエージェントの面談を受けておくと、独立後にいくらの単価で紹介されるかを辞める前に知ることができます。独立の判断を数字で決めたい人に合う順番です。
経験年数・年代別|フリーランスエンジニアの案件獲得の現実
フリーランスエンジニアの案件獲得は、実務経験の年数と年代で使える探し方が変わります。自分に当てはまるところから読むと、最初に何をするかが決まるはずです。
【実務未経験】エージェント経由はほぼ紹介されず、副業・クラウドソーシングで実績から始める
実務未経験のフリーランスは、エージェントに登録しても案件を紹介されないのが実情です。レバテックフリーランスの公式ガイドも、未経験者にはスキルシートではなく職務経歴書とポートフォリオで応募する前提で書いています。
最初の実績はクラウドソーシングの小さな案件か、知人の仕事を受けるところから作ります。2〜3件の納品実績があれば、スキルシートに書ける内容ができたことになります。
未経験のまま独立するより、会社員として1〜2年の実務を積んでから独立するほうが、単価も案件の数も変わります。副業で業務委託を受けながら経験を積む道も選択肢です。
【実務1〜3年】相談できるエージェントはあり、単価は70万円前後から
実務1〜3年のエンジニアは、エージェントに相談できる層に入ります。ポテパンフリーランスには経験1〜3年でも応募できる案件が52件あり、平均単価は月71万円です(※2026年11月時点)。
紹介される案件は、テストや運用保守、既存システムの改修など、担当工程が限られるものが中心です。単価は言語の人気より担当した工程で決まるので、設計や要件定義に関わった経験があれば小さくても書きます。
実務1〜3年で独立するなら、最初の案件で設計まで担当できる現場を選ぶと、2年目以降に紹介される案件の層が上がります。単価の高さだけで選ばないのが、実務1〜3年の時期の判断です。
【実務3年以上】エージェント・直請け・紹介の3つを同時に使える層で、上流経験の書き方で単価が決まる
実務3年以上のエンジニアは、エージェント・直請け・紹介の3つを同時に使える層です。エージェントの面談では紹介される案件が複数出てくる段階で、前職の取引先からの直請けや知人の紹介も現実の選択肢に入ります。
単価を決めるのはスキルシートの書き方です。レバテックの単価一覧では、Javaが月70〜80万円、Pythonが75〜85万円、クラウドエンジニアが80〜90万円、PMが85〜95万円と、同じ言語でも担当工程と役割で10万円以上の差があります。
要件定義や設計で何を決めたか、何人のチームでどの役割だったかを書くと、同じ経験年数でも紹介される案件の単価帯が変わります。経験年数より上流の経験を前に出すのが、実務3年以上の書き方です。
【40代後半〜50代】年齢で紹介が減る現実があり、単価の提示を下げる判断も選択肢
40代後半から50代のフリーランスは、年齢を理由に紹介される案件が減るのが現実です。エージェントの公式コラムにも、50歳を超えると単価に10〜15万円を目安にしたディスカウントがかかると書かれています。
一方で、フリーランス白書2026の回答者は40代が34.2%、50代が29.7%、60歳以上が10.7%と、40代以上が7割を超えます。年齢で終わる働き方ではなく、単価と案件の種類を変えて続けている人が多数です。
40代後半以降は、単価の提示を下げる代わりに、業務知識やマネジメント経験を前に出すと紹介が続きます。PMやPMOの案件は月75〜95万円の帯にあり、経験の長さが評価される領域です。
地方に住んだままフルリモート案件を取る手順
地方に住んだままフルリモートの案件を取ることはできますが、首都圏に住む人と同じ探し方では面談に進みにくくなります。出社の許容範囲と使う会社を先に決める手順が、地方からの近道です。
フルリモート案件の数は各社で数え方が違い、数十件から4万件まで幅がある
フルリモート案件の数は、各社で数え方が違うので、件数だけで会社を比べられません。全員フルリモートの案件だけを数える会社もあれば、リモート相談可を含めて数える会社もあります。
| サービス | 件数 | 数え方 |
|---|---|---|
エンジニアスタイル | 40,275件 | 全員フルリモートのタグ(募集終了を含む) |
| レバテックフリーランス | 69,203件 | 在宅・リモート可(フルリモート単独の絞り込みなし) |
フリコン | 16,693件 | 特徴がフルリモートの案件 |
ギークスジョブ | 8,817件 | リモート(相談可を含む) |
ITプロパートナーズ | 5,182件 | フルリモートのタグ |
ROSCA freelance | 1,138件 | 稼働形態がフルリモート |
ポテパンフリーランス | 549件 | リモート勤務可の特徴 |
PE-BANK | 204件 | フルリモートの案件一覧 |
Relance | 37件 | 働き方がフルリモート(公開案件は保有の一部) |
件数が多い会社ほど、登録後に紹介される案件も多いとは限りません。数字は目安にとどめ、自分の言語と稼働日数で検索したときの件数で会社を選ぶのが良いでしょう。案件検索サイトで先に絞り込めば、登録前に見当がつきます。
フルリモートだけに絞ると面談に進みにくく、月数回の出社まで許容する範囲を先に決める
フルリモートだけに絞った応募は、企業との面談に進む確率が下がるのが現場の実感です。リモート案件は応募が集まりやすく、8件申し込んで面談がゼロだったという声もあります。
月に数回だけ出社できる範囲まで条件を広げると、応募できる案件が増えます。岡山や広島から大阪へ月1〜2回通う、四半期に1回だけ東京へ行く、のように許容する頻度と交通費の扱いを先に決めておくのが良いでしょう。
面談では、フルリモート希望と伝える前に、出社できる頻度と条件を数字で伝えると担当者が案件を探しやすくなります。条件を決めずにフルリモート希望とだけ伝えると、担当者が出せる案件を探せなくなります。
面談から契約までオンラインで完結するエージェントを選ぶ
地方から使うエージェントは、登録・面談・契約のすべてがオンラインで完結する会社を選びます。ROSCA freelanceは申し込みから3営業日以内に連絡があり面談はオンライン、ギークスジョブは面談も企業との商談もオンラインで完結します。
対面の面談を前提にする会社だと、地方からは初回の面談だけで交通費と1日がかかります。公式サイトの流れに面談の形式が書いていなければ、登録前に問い合わせておきたいところです。
契約後も、作業報告と請求がオンラインで済む会社なら、首都圏の案件を地方から継続できます。レバテックフリーランスのように作業報告書と請求書をエージェント側が作る仕組みがあると、月末の手間が減ります。
地方在住を理由に紹介されないことはある
地方在住のエンジニアは、エージェントによっては紹介の対象外になります。レバテックフリーランスのエリア検索は関東・関西・愛知・福岡の4つで、ギークスジョブの勤務地の選択肢には岡山がありません(※2026年11月時点)。
断られる理由はスキルではなく、エージェントが案件を持つ地域にあります。フリコンの勤務地の選択肢は21都道府県で、ROSCA freelanceの公開案件5,402件に岡山の案件は含まれていません。
地方在住を歓迎する会社もあります。ポテパンフリーランスの登録フォームには中国・四国とフルリモートのみの選択肢があり、案件の説明に地方在住の方も大歓迎と書かれたものがあります。PE-BANKのように地方に支店を持つ会社も、県内の案件を対面で相談できます。断られた会社に固執せず、地方在住を前提にしている会社へ移るのが早い対処です。
地元に人脈がない人は県内の常駐案件と首都圏のフルリモート案件の併用から始める
地元に人脈がない人は、県内の常駐案件と首都圏のフルリモート案件を1つずつ持つところから始めます。収入の柱が2つに分かれ、どちらかの契約が切れても生活費が止まりません。
岡山を例にすると、PE-BANKの岡山支店が扱う県内の案件は460件で、月単価60万円以上が59%を占めます。エンジニアスタイルで岡山県の案件を見ると応募できるものは8件で、県内の常駐はPE-BANKのような支店のある会社で探すほうが早く決まります(※2026年11月時点)。
県内の常駐で地元の企業とつながりができると、2年目以降に地元企業からの直請けや紹介が生まれます。首都圏のフルリモートで単価を取り、県内の常駐で人脈を作る組み合わせが、地方で続ける形です。
フリーランスエンジニアが案件を獲得する際の注意点
フリーランスエンジニアが案件を取るときに、あとから困りやすいのが手数料と入金の時期です。登録前と契約前に確かめておきたい5点です。
注意点①:エージェントのマージン率は多くが非公開
エージェントのマージン率は、公開している会社が2社しかないのが実情です。ROSCA freelanceは単価にかかわらず定額15万円(税別)、PE-BANKは分配率85〜90%、つまりマージン10〜15%を公式サイトで公開しています。
| 率または額を公開 | ROSCA freelance(定額15万円・税別)・PE-BANK(10〜15%) |
|---|---|
| 手数料を引かないと表記(率は非公開) | ランサーズテックエージェント・クラウドワークス テック・ポテパンフリーランス・HiPro Tech |
| 非公開 | レバテックフリーランス・Midworks・ITプロパートナーズ・Relance・フリコン・FLEXY・ギークスジョブ |
ROSCA freelanceの公式FAQは、月単価75万円未満では率型20%のエージェントのほうが手数料が少なくなると説明しています。定額と率型のどちらが得かは単価しだいです。
非公開の会社が悪いわけではなく、面談で提示される単価が企業の支払額か自分の受取額かを確かめるのが対処です。受取額で提示する会社なら、マージン率を知らなくても手取りは読めます。
注意点②:クラウドソーシングは手数料が報酬の16.5〜20%かかる
クラウドソーシングの手数料は、契約金額の16.5〜20%です。ランサーズは契約金額(税込)の16.5%、クラウドワークスは10万円以下の部分が20%、10万円超20万円以下が10%、20万円超が5%で、月額30万円の案件なら数万円が差し引かれます。
手数料は利用規約に書かれていて、案件の画面には出てきません。応募する前に、受け取る金額を計算しておくと安心です。
クラウドソーシングで実績を作ったあとは、同じ単価ならエージェント経由か直請けのほうが手取りが多くなる時期が来ます。手数料の割合が気になり始めたら、探し方を変える合図と考えると良いでしょう。
注意点③:直請けは口約束で始めると報酬の未払いや支払い遅れが起きやすい
直請けの案件は、口約束で始めると報酬の未払いや支払い遅れが起きやすい探し方です。2024年11月1日に施行されたフリーランス法は、発注する側に業務の内容・報酬額・支払期日などを書面かメールで明示する義務を課し、口頭だけの発注を認めていません。
支払期日は成果物を受け取った日から60日以内と定められています。契約書という形式は法律で決まっていないので、メールで条件を受け取るだけでも記録になります。
着手する前に、報酬・支払日・業務の範囲をメールで送ってもらってから作業を始めるのが対処です。知人からの依頼ほど口約束になりやすいので、親しい相手ほど文面を残しておきたいところです。
注意点④:報酬の振込は働いた月の翌月15日〜35日後になる
エージェント経由の報酬は、働いた月の翌月15日から35日後に振り込まれるのが標準です。レバテックフリーランス・ココナラテック・TECH STOCKが15日、Midworksとテックビズが20日、SEESが30日、エンジニアファクトリーが35日です。
| 15日 | レバテックフリーランス・ココナラテック・TECH STOCK |
|---|---|
| 20日 | Midworks・テックビズ |
| 25日〜翌月末から選択 | ランサーズテックエージェント |
| 30日 | SEES |
| 35日 | エンジニアファクトリー |
独立した月に稼働を始めても、最初の入金は早くて翌月の中旬です。入金までの生活費と、前年の所得にかかる住民税と国民健康保険料は手元の資金から払います。
初回の入金までは、生活費の2〜3か月分に前年所得分の税金を足した金額を用意しておくと落ち着いて案件を選べます。テックビズやココナラテックのように即日払いや先払いの制度がある会社を選ぶ方法もあります。
注意点⑤:エージェント1社だけに頼ると契約終了後に次の案件を紹介されないことがある
エージェント1社だけに頼る使い方は、契約終了後に次の案件を紹介されないことがあります。担当者の異動で連絡が途絶えた、契約終了後に紹介がゼロになった、という利用者の声は複数のエージェントで見られます。
1社の担当者が持つ案件には限りがあり、自分の条件に合うものが切れた時点で紹介できるものがなくなります。2〜4社に登録しておけば、1社からの紹介がなくなっても別の会社から案件が出てきます。
契約中から、担当者に次の案件の候補を聞いておくのが途切れない使い方です。複数の会社に同じ案件を紹介されたときは、先に紹介を受けた会社から応募すると筋が通ります。
案件獲得までにかかる日数と動き出す時期
案件の獲得までにかかる日数は、エージェント経由で登録から参画まで2〜3週間が目安です。日数が分かれば、いつ動き始めればよいかも見えてくるはずです。
エージェント経由は登録から参画まで最短1日、平均で2〜3週間が目安
エージェント経由の案件は、登録から参画まで早い会社で1日、平均で2〜3週間で決まります。日数を公式サイトで公開している会社の数字を並べます。
| Midworks | 最短1日で参画先が決定、面談は1〜3回 |
|---|---|
| フリコン | 最短1日で参画先が決定 |
| ギークスジョブ | 案件紹介まで最短1日 |
| レバテックフリーランス | 早ければ1週間程度で参画が決定 |
| ランサーズテックエージェント | 最短5営業日、平均10〜15営業日 |
| ポテパンフリーランス | 登録から2週間程度で参画が可能 |
| ROSCA freelance | 申し込みから3営業日以内に連絡 |
最短の日数は、登録した時点で希望に合う案件が募集中だった場合の数字です。面談を1〜3回受け、企業との商談を1〜2回挟むと、平均では登録から参画まで2〜3週間が目安です。
スキルシートを登録時に出せる状態にしておくと、面談までの日数が縮みます。登録してから書き始めるのではなく、登録前にスキルシートを仕上げておくのが日数を縮める一番の方法です。
案件探しは契約終了の2か月前から始める
次の案件探しは、契約が終わる2か月前に始めます。契約の更新確認はランサーズテックエージェントで満了の約45日前に来るので、更新確認の前に続けるか変えるかを決めておきます。
更新しないと決めてから探し始めると、面談と商談で2〜3週間、企業の選考結果が出るまで平均3〜4営業日かかり、契約の終わりに間に合わないことがあります。空白の月が1か月できると、生活費と税金が手元の資金から出ていきます。
契約中に次を探すのは、担当者にも伝えて構いません。稼働中の案件を続けながら、次の候補を2〜3件は面談しておくと、終了日の翌週から次の稼働に入れます。
独立前の面談は在籍中に済ませ、退職日は案件が決まってから決める
会社員から独立する人は、在籍中にエージェントの面談を済ませ、退職日は案件が決まってから決めるのが順番です。面談は在籍中でも受けられ、いくらの単価でどんな案件が紹介されるかを辞める前に知ることができます。
案件が決まっていた状態で退職しても、企業側の都合で開始が延びることがあります。決まっていた案件が止まって2か月無収入になったという独立直後の声もあり、案件の見込みがない状態での退職はさらに危険です。
退職日は、案件の契約が結ばれてから、開始日に合わせて決めるのが安全です。会社の退職手続きに1〜2か月かかることを見込み、面談は退職を申し出る3か月前には始めておくのが良いでしょう。
高単価案件を紹介されるスキルシートの書き方
エージェントの面談で高単価の案件を紹介されるかは、スキルシートの書き方しだいです。項目を埋めるだけの書き方と、担当工程まで伝わる書き方では、提示される単価帯に差が出ます。
スキルシートは期間・業務内容・役割・開発環境・担当工程の5項目で読まれる
スキルシートは、期間・業務内容・役割・開発環境・担当工程の5項目で読まれます。レバテックフリーランスの公式ガイドは、プロフィールと資格に加えて、プロジェクトごとに期間、業務内容、役割とチーム人数、開発環境(言語・フレームワーク・OS・担当工程)を書くよう案内しています。
| 期間 | 参画した年月から年月まで |
|---|---|
| 業務内容 | 何のシステムで、何を作ったか |
| 役割 | チーム人数と自分の立場(PL・メンバーなど) |
| 開発環境 | 言語・フレームワーク・OS・DB・ツール |
| 担当工程 | 要件定義・設計・実装・テスト・運用のどこを担当したか |
担当者は、5項目を見て紹介できる案件の条件に当てはめます。言語の名前だけ並んでいて担当工程が書いていないと、実装だけの案件に振り分けられます。
小さな業務も省かずに全部書き、略語を使わないのが公式ガイドの共通のポイントです。守秘義務がある案件は企業名を伏せて業種と規模を書くのが作法です。
要件定義・設計で何を決めたかと業務知識を書くと紹介される案件の層が変わる
スキルシートで紹介される案件の層を変えるのは、要件定義や設計で何を決めたかと、業務知識の2つです。言語の経験年数は同じでも、設計を担当したと書けるかで単価帯が変わります。
業務知識は言語より効くことがあります。経理の業務知識があると会計システムの案件で優先され、製造業の生産管理を知っていると工場向けシステムの案件に呼ばれます。前職の業界で覚えた業務の流れは、スキルシートに書く価値があります。
工程は、担当した、ではなく、何を決めたかを1行で書くと伝わります。画面設計を担当した、より、受注から出荷までの画面遷移を決めて設計書を20本書いた、のほうが担当者は案件に当てはめやすくなります。
直近のプロジェクトから書き、小さな案件も省かない
スキルシートは、直近のプロジェクトから順に書くのが読まれる並びです。ITプロパートナーズの公式ガイドも、直近から書くこと、小さな案件も載せること、実績を数字で書くことをコツに挙げています。
担当者が見るのは直近2〜3年の経験です。10年前の経験を先頭に書くと、いまできることが伝わるまでに読み飛ばされます。
数字で書ける実績は、処理時間を半分にした、月の障害件数を10件から2件に減らしたのように、結果が分かる形にします。公開されている成果物があればURLを載せます。
紹介されないスキルシートの3つの型
紹介されないスキルシートには、経験がバラバラに並ぶ・プロジェクトの説明が足りない・担当した内容が書いていないの3つの型があります。Midworksの公式コラムが悪い例として挙げているもので、どれも担当者が案件に当てはめられない書き方です。
| 経験がバラバラに並ぶ | 得意な領域が分からず、どの案件に出せるか判断できない |
|---|---|
| プロジェクトの説明が足りない | 何のシステムで、どんな規模だったかが分からない |
| 担当した内容が書いていない | チームにいただけか、自分で作ったかの区別がつかない |
経験が多い人ほど、全部を同じ重さで書いてバラバラに見えます。得意な領域を先頭に置き、ほかは短くするとまとまります。
書いたスキルシートは、エージェントの担当者に添削を頼むと直すところが分かります。Midworksは参画前の支援にスキルシートの添削を含めていて、ほかの会社でも面談時に頼めば見てもらえます。
独立前から2年目までの案件獲得の段階設計
案件獲得の順番は、独立前から2年目までの5つのステップです。順番どおりに進めると、案件が途切れて貯金を取り崩す期間を作らずに済みます。
ステップ①:在籍中にエージェント2〜4社へ登録して面談
最初にするのは、会社員のうちにエージェント2〜4社へ登録して面談を受けることです。面談は在籍中でも受けられ、オンラインで完結する会社なら平日の夜や土曜に設定できます。
1社だけだと、1社の持つ案件の範囲でしか単価が分かりません。2〜4社の面談を受けると、自分の経験でいくらの案件が紹介されるかの相場が見えます。
複数の会社から同じ案件を紹介されることがあります。先に紹介を受けた会社から応募し、ほかの会社には同じ案件を受けたと伝えるのが、担当者との関係を保つ対処です。
ステップ②:案件か見込みを確定してから退職日を決定
退職日は、案件の契約か、確度の高い見込みができてから決めるのが順番です。面談で紹介された案件の商談に進み、企業側の受け入れが決まった時点で開始日が見えます。
案件が決まる前に退職日を決めると、開始日が延びたときに無収入の期間が生まれます。独立直後の失敗で多いのが、決まっていた案件が企業の都合で止まり、2か月無収入になったケースです。
開始日が決まったら、会社の退職手続きに1〜2か月かかることを見込んで逆算します。引き継ぎの期間を会社と相談し、案件の開始日と退職日の間を1〜2週間空けておくと余裕が生まれます。
ステップ③:生活費と前年所得分の税金を運転資金として確保
独立前に用意するのは、生活費の2〜3か月分と、前年の所得にかかる税金です。最初の報酬は働いた月の翌月15日から35日後に振り込まれ、独立した年の住民税と国民健康保険料は会社員時代の所得で計算されます。
手元の資金が薄いと、条件の悪い案件を焦って受けることになります。生活費の基準は、収入が最も低かった月に合わせて決めておくと無理がありません。
運転資金とは別に、案件が切れた初日にすることを決めておくと空白期間が短くなります。登録している会社の担当者全員に連絡する、スキルシートを更新する、前職の取引先に声をかける、の3つを紙に書いておくだけで動きが変わります。
ステップ④:契約中に次の案件情報を担当者へ確認
稼働が始まったら、契約中に次の案件の情報を担当者に聞いておくのが途切れない使い方です。契約の更新確認は満了の1〜2か月前に来るので、更新確認の時点で続けるか次に移るかを決められるようにしておきます。
担当者は、稼働中のエンジニアには次の案件を積極的に持ってこないことがあります。こちらから、同じ単価帯で設計まで担当できる案件があれば教えてほしい、と伝えておくと情報が入ります。
1つの案件に収入を依存させないために、週3日の案件を2つ持つか、受託の小さな仕事を1つ足す形も選べます。ITプロパートナーズの週3日の案件は1,023件、ランサーズテックエージェントの週3日の案件は6,347件あります(※2026年11月時点)。
ステップ⑤:2年目に前職・知人からの直請けを追加
独立2年目に足すのは、前職や知人からの直請けです。1年目にエージェント経由で実績を作り、独立したことを周囲が知った状態になってから、直請けの話は来やすくなります。
直請けは手数料がかからず単価の交渉も自分でできますが、契約と請求を自分で持ちます。フリーランス法で発注側に条件の明示義務があるので、メールで条件を受け取ってから着手します。
エージェントの案件を週4日、直請けを週1日のように分けると、どちらかが切れても収入がゼロにならない形になります。2年目の終わりに直請けの割合を見直し、3年目の働き方を決めるのが流れです。
案件が途切れないための契約更新と並走営業
案件が途切れない人は、契約の更新と次の案件探しを同時に進めています。更新の時期と単価交渉の切り出し方、収入を分散する方法の3つです。
契約更新の意思確認は満了の1〜2か月前に来るので、その前に次の希望を伝えておく
契約更新の意思確認は、満了の1〜2か月前に来ます。ランサーズテックエージェントは契約満了の約45日前に更新の確認をすると公式サイトに書いていて、ほかの会社も同じ時期に連絡が来ます。
確認が来てから考え始めると、続けるか変えるかの判断を数日で迫られます。満了の2か月前には、続ける場合の希望条件と、変える場合の次の候補を決めておきたいところです。
更新の確認が来る前に、続けたい場合は担当者に続ける意思を先に伝えると、企業側との調整が早く進みます。終了したい場合も同じ時期に伝えると、担当者が次の案件を探す時間を確保できます。
単価交渉は更新のタイミングで、実績を数字にして切り出す
単価の交渉は、契約更新のタイミングで切り出します。契約期間の途中で単価を変えるのは企業側の稟議が通りにくく、更新時なら新しい条件で契約を結び直せます。
交渉の材料は、契約期間中に出した結果です。担当した機能の数、減らした障害の件数、短縮した処理時間など、数字で言える実績を更新の1か月前にまとめておくと交渉しやすくなるでしょう。
交渉は企業に直接ではなく、エージェントの担当者に実績を渡して企業へ伝えてもらう形が通りやすくなります。担当者も単価が上がれば売上が増えるので、材料があれば動いてくれます。
1案件に収入を依存させず、週3日の案件を2つ持つか受託と併用して分散する
収入を1案件に依存させない方法は、週3日の案件を2つ持つか、受託と併用して分散することです。1つが終わっても収入がゼロにならず、次を探す間の生活費が出ます。
週5日で1つの案件に入ると収入は安定して見えますが、終了した瞬間に収入が止まります。キッカケクリエイションの調査では週5日以上の稼働が58.2%で、分散している人は少数派です。
週3日の案件はITプロパートナーズに1,023件、ランサーズテックエージェントに6,347件あります(※2026年11月時点)。2つの案件の稼働日が重ならないよう、曜日を分けて契約すると無理なく回ります。
途切れたときの報酬保障は条件を読んでから頼りにする
案件が途切れたときの報酬保障は、条件を読んでから頼りにするものです。Midworksは案件が切れても契約単価の60%を保障すると公式サイトに書いていますが、審査があり、保障の期間は公開されていません。
保障のある会社に登録すること自体は選択肢です。ただし、審査の基準や期間が分からない状態で、保障があるから貯金は不要と考えるのは危険です。
保障は最後の手段と考え、2〜4社への登録と契約中の次の案件探しで途切れない状態を作るのが本筋です。保障の条件は、登録時に担当者へ審査の内容と期間を聞いておくと安心です。
案件探しに使えるフリーランスエージェント
案件探しの最初に登録する会社は、登録前に案件を見られる会社、手数料が分かる会社、地方でも対面で相談できる会社の3つの役割で選びます。それぞれの役割に合う3社を紹介します。
エンジニアスタイル|複数のエージェントの案件を横断して、全国のフルリモート案件を探せる

| 公開案件数 | 非公開 |
|---|---|
| 全国フルリモート | 40,275件 |
| 月単価60万円以上のフルリモート | 30,544件 |
- 国内のフリーランスエージェントの案件を横断し、1回の検索で掲載元をまたいで比べられる
- 全員フルリモートの案件だけに絞って探せる
- 面談を受けると、初めて面談したエージェント1社につきAmazonギフト券3,000円分がもらえる
エンジニアスタイルは、複数のエージェントの案件を横断して探せるフリーランス向けの案件検索サイトで、ボスアーキテクト株式会社が運営しています。
全員フルリモートの案件は40,275件で、うち月単価60万円以上が30,544件です(※2026年11月時点)。リモートOKと全員フルリモートを分けて検索できるので、一部出社を求める案件を最初から外せます。
登録先を決める前に使う価値があるのは、稼働日数や単価の条件を1回入れるだけで掲載元をまたいで案件を並べられることです。気になる案件の掲載元を確かめてから、掲載元に登録する順番で使えます。
- エンジニアスタイル自体はエージェントではなく、面談と契約の相手は案件を載せた掲載元のエージェントです
- 検索結果には募集が終わった案件も混ざるので、応募ボタンが表示されている案件だけを数えると良いでしょう
- 登録する前に、自分の言語と稼働日数でどれだけ案件があるかを見たい人
- 全員フルリモートの案件だけに絞って探したい人
- 応募前に掲載元のエージェントを確かめておきたい人
| エンジニアスタイルのサービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | エンジニアスタイル |
| 運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
| タイプ | 案件検索サイト |
| 対応地域 | 全国 |
| 拠点 | なし(オンライン完結) |
| サポート内容 | 案件の横断検索・エージェントとアドバイザーの検索 |
| 利用料金 | 無料 |
| 公式サイト | https://engineer-style.jp/ |

ROSCA freelance|マージンが定額15万円で、月単価75万円以上なら手取りが増える

| 公開案件数 | 5,402件 |
|---|---|
| 全国フルリモート | 1,138件 |
| マージン | 定額15万円(税別) |
- マージンを単価にかかわらず定額15万円(税別)で公開している
- 公式は月単価75万円を超えると率型20%のエージェントより手取りが多くなると説明している
- 申し込みから3営業日以内に連絡があり、面談はオンラインで受けられる
ROSCA freelanceは、マージンを定額15万円で公開しているフリーランス向けエージェントで、運営はROSCA株式会社です。
公開案件5,402件のうち1,138件がフルリモートで、フルリモート案件の単価の下限は平均67万円です(※2026年11月時点)。申し込みから3営業日以内に担当者から連絡があり、面談から契約までオンラインで進みます。
手数料を率ではなく金額で決めているのが、ほかの会社にない仕組みです。月単価90万円なら率型20%の会社より受取額が月3万円多い計算になり、単価が上がるほど手取りの割合が増えます。
- 月単価75万円未満では率型20%のほうが手数料が安いと公式が明記しています。単価が届かない時期はほかの会社と比べて決めると良いでしょう
- 公開案件の稼働は週5日が中心で、週5日未満の案件は5件です。副業や週3日の働き方には別の会社を併用します
- 月単価75万円以上の案件を狙える経験者
- マージンの額を知ったうえで受取額を計算して契約したい人
- 地方に住んだまま首都圏の案件をフルリモートで週5日受けたい人
| ROSCA freelanceのサービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | ROSCA freelance |
| 運営会社 | ROSCA株式会社 |
| タイプ | マージン定額のエージェント |
| 対応地域 | 記載なし(面談はオンライン) |
| 拠点 | 東京都千代田区(面談はオンライン) |
| サポート内容 | 案件紹介・オンライン相談・参画後のフォロー |
| 利用料金 | 無料(マージン定額15万円・税別は参画後) |
| 公式サイト | https://freelance.rosca.jp/ |

PE-BANK|契約金額と分配率を公開し、地方の支店で対面相談できる

| 公開案件数 | 5,004件 |
|---|---|
| 全国フルリモート | 204件 |
| 分配率 | 85〜90%(マージン10〜15%) |
- 取引先との契約金額を全公開し、エンジニアの分配率は85%から最大90%まで上がる
- 全国13拠点に営業担当がいて、地方の常駐案件を対面で相談できる
- 契約・請求・確定申告・保険の手続きを代行し、利用者満足度は91%
PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営する契約金額と分配率を公開しているフリーランスエンジニア向けのエージェントです。全国13拠点の営業担当が、企業と共同で案件を受ける形を取っています。
公開案件は5,004件で、フルリモートは204件です(※2026年11月時点)。岡山支店が扱う岡山県の案件は460件あり、地方の支店が県内の常駐案件を持っているのがほかの会社との違いです。
手取りが読めるのは、契約金額をエンジニアに全公開し、分配率を受取1〜12回目が85%、61回目以降は90%で固定しているからです。利用回数を重ねるほど手取りが増え、確定申告や保険の手続きまで任せられます。
- 地方で常駐案件を探すなら、支店のあるPE-BANKを最初の1社にすると県内の案件があるかをすぐ確かめられます
- フルリモート案件は204件と全国型より少ないので、首都圏の案件をフルリモートで取りたい人はエンジニアスタイルやROSCA freelanceを併用すると良いでしょう
- 地方の支店で、県内の常駐案件を対面で相談しながら探したい人
- マージン率を知ったうえで契約したい人
- 確定申告や保険の手続きを任せて業務に集中したい人
| PE-BANKのサービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | PE-BANK |
| 運営会社 | 株式会社PE-BANK |
| タイプ | 全国拠点型エージェント |
| 対応地域 | 全国(13拠点) |
| 拠点 | 東京本社のほか全国13拠点(岡山支店:岡山市北区柳町1丁目1番1号 住友生命岡山ビル6階) |
| サポート内容 | 案件紹介・契約と請求の代行・確定申告サポート・福利厚生 |
| 利用料金 | 無料 |
| 公式サイト | https://pe-bank.jp/ |

3社のほかにも、週2〜3日の案件が多い会社や、手取り表示で案件を出す会社があります。岡山から使えるフリーランスエージェントは、以下の記事で22社を比べられます。

フリーランスエンジニアの案件獲得でよくある質問
フリーランスエンジニアの案件獲得で多い疑問に、公式の数字で答えます。
Q. フリーランスで案件を獲得するにはどうしたらいいですか?
エージェントに登録するのが最初の一歩です。登録から参画まで早い会社で1日、平均で2〜3週間で決まり、契約と請求も代行されます。
同時に、前職の取引先や元同僚に独立を伝えておくのが良いでしょう。収入が多い人は知人の紹介や取引先からも案件を取っていて、エージェントと人脈の両方を持つと契約が切れても次が決まります。
Q. フリーランスエンジニアの案件単価はどのくらいですか?
月70〜90万円が中心です。レバテックの単価一覧では、Javaが月70〜80万円、Pythonが75〜85万円、クラウドエンジニアが80〜90万円、PMが85〜95万円で、人気のスキルは平均70〜80万円、PMやコンサルタントは平均90〜100万円です。
| バックエンド | Java 70〜80万円/PHP 70〜80万円/Python 75〜85万円/Ruby 75〜85万円/Go 80〜90万円/C#・C#.NET 65〜75万円 |
|---|---|
| フロントエンド | JavaScript 70〜80万円/TypeScript 75〜85万円 |
| インフラ | クラウドエンジニア 80〜90万円/DBエンジニア 70〜80万円/サーバエンジニア 65〜75万円/ネットワークエンジニア 65〜75万円 |
| マネジメント・その他 | PM 85〜95万円/PMO 75〜85万円/コンサルタント 90〜100万円/データサイエンティスト 75〜85万円/社内SE 60〜70万円 |
単価を決めるのは言語より担当工程と役割です。同じJavaでも、設計から担当できるかどうかで提示される単価帯が変わるので、スキルシートに担当工程を書いておきます。
Q. 年収1,000万円・月収50万円の場合、手取りはいくらになりますか?
一律には計算できません。手取りは、単価からエージェントの手数料・所得税・住民税・国民健康保険料・国民年金を引いた額で、経費と控除の額で人によって変わります。
会社員との違いは、エージェント経由の案件はマージンが引かれたあとの金額が自分の売上になる点と、税金と保険料を自分で納める点です。独立した年は前年の会社員時代の所得で住民税と保険料が決まるので、月収50万円でも初年度の手残りは少なく感じます。税理士か自治体の窓口で、自分の控除を入れた試算をしておくと安心です。
Q. 案件探しは何か月前から始めればいいですか?
2か月前です。契約更新の確認が満了の1〜2か月前に来るので、確認が来る前に続けるか変えるかを決め、変えるなら面談を始めます。
会社員から独立する人は、退職を申し出る3か月前にエージェントの面談を始めると、退職手続きの期間を含めて案件の開始日に間に合います。
Q. フリーランスエンジニアはやめとけと言われるのはなぜですか?
案件が途切れる不安が大きいのが一番の理由です。キッカケクリエイションの調査では、フリーランスITエンジニアの36.6%が案件の途切れを不安に挙げていて、エージェント1社に頼って契約終了後に次が決まらなかった声も目立ちます。
フリーランス自体が無理なのではなく、探し方を1つに頼る働き方の問題です。エージェントを2〜4社使い、契約中に次を探し、2年目に直請けを足す順番を守れば、途切れる期間は短くできます。
Q. フルリモート案件が減っていると聞きますが本当ですか?
公開されている件数で見る限り、減ってはいません。エンジニアスタイルの全員フルリモート案件は10月上旬の40,099件から10月下旬の40,275件、ITプロパートナーズのフルリモート案件は9月の5,103件から10月の5,182件と、どちらも横ばいから微増です。
件数は横ばいでも、フルリモートの案件は応募が集まりやすく、面談に進む確率は下がります。月数回の出社まで許容する条件を先に決めておくと、応募できる案件の幅が広がります。
まとめ|フリーランスエンジニアの案件獲得はエージェントの利用から始める
フリーランスエンジニアの案件は、エージェントに登録すれば平均2〜3週間で決まります。ただし、エージェントだけに頼ると契約が切れたときに次が見つかりにくく、収入が多い人は知人の紹介や前職とのつながりからも案件を取っています。最初の案件はエージェントで決め、契約中に次を探し、2年目に前職や知人からの直請けを足す順番が、途切れない人の共通の形です。
| 会社員で独立を考えている | 在籍中にエージェント2〜4社の面談を受け、紹介される単価を知ってから退職日を決める |
|---|---|
| 独立1年目で次の案件を探している | 契約満了の2か月前に担当者へ次の希望を伝え、別の会社の面談も並行する |
| 地方に住んだままフルリモートで働きたい | 出社を許容する頻度を決め、面談から契約までオンラインで完結する会社に登録する |
最初に登録する会社を決めるなら、登録前に案件を横断して見られる会社と、手数料を公開している会社を1つずつ選ぶと比べやすくなります。岡山から使えるフリーランスエージェントは、以下の記事で22社を比べられます。

